百合と巨筒(おおづつ) - 見出された図像と書簡集 1860-1900
抜粋
「日仏交流史シリーズ」第三弾
目次
第一部:初公開書簡集
・日本の近代植物学の父、リュドビク・サヴァティエ(1830-1891)
・フランス海軍士官シャルル・ラヴィゾンが日本から妻に宛てた書簡集(1868年)
・二ール号の沈没:明治7年3月21日(金)深夜から翌日未明にかけて南伊豆の海底に没したフランス郵船
第二部:見出された図像
・明治維新以前の日本を撮ったフランス人写真師たち
・アルフレッド・ルサン(1839-1919)の「五十年前の想い出」
第三部:知られざる企業史
・日本帝国海軍納入業者、シュネデール・ル・クルゾー(1889-1893年)
・ジュスタン・セールと「ラ・トワル・ムスメ」(明治41-大正3年)
クリスチャン・ポラック氏が綴る、日本に足跡を印したフランス人の物語 第三幕
日仏関係の発展に名を残した人物の人生を紹介する豪華装丁本「日仏交流史シリーズ」第3弾。フランスと日本の歴史に名を残した人物が紡ぎ合った縁(えにし)をたどり、生き生きと語る。シリーズ第3弾では、日本の歴史、および日仏関係にこれまでなかった重大な新解釈をもたらす史料が紹介される。アルフレッド・ルサンは軍事、ルドヴィク・サヴァティエは医学、植物額の切り口から語られる。シャルル・ラヴィゾンが1868年、妻に宛てて書いた手紙は、実にユニークである。そして、ツーロン海事史料館での調査によって、ニール号沈没事故の闇の部分にようやく光が当てられる。
著者:クリスチャン・ポラック フランス国立東洋文化言語研究所日本語修士課程、一ツ橋大学大学院法学研究科博士課程をそれぞれ修了し、1980年には「1914年から1925年までの日仏外交」に関する博士論文を提出。以来、日仏交流史に関する研究をフランス語と日本語で発表し続けるとともに、株式会社セリクを立ち上げ、コンサルタント業を営む。 |