企業トピックス
仏ヴァレオ、市光工業を買収し傘下に
車載ランプ、ミラー類を製造する自動車部品メーカー市光工業は2016年11月22日、仏自動車部品メーカーヴァレオ社による追加出資の受け入れ、現在世界11位のヴァレオグループの傘下に入ると発表した。株式公開買い付けは2016年11月24日から2017年1月12日に実施される。現在ヴァレオは、市光の株式約31%を既に保有しているが、買い付け終了後は、市光工業の株式50%超を所有する。市光工業は、ヴァレオの子会社となった後も東証一部に上場する公開企業であり続ける。
市光工業取締役会は、これまで買収を視野に交渉を続け、ヴァレオから出された提案について積極的に意見交換を行ってきたが、協議の結果ヴァレオによる株式過半数の取得(買収)を通じた連携強化が市光王業の今後の成長にとって有益との結論に達した。これにより、市光工業取締役会は株式公開買い付けを支持する意見の表明に踏み切った。両社の歴史は、ヴァレオが2000年市光に出資、2007年には市光・ヴァレオ合弁で中国に工場を設立した。
両社の連携により、グローバル販売、研究・開発、生産能力の最適化および経営などの面で、多くの相乗効果が期待される。