企業トピックス
ビューローベリタスがCOP21にISO20121認証
試験・検査・認証サービスの世界最大手、フランスのビューローベリタス社は、2015年12月フランス・パリで行われたCOP21(気候変動枠組条約第21回締約国会議)の事務総局に、イベントマネジメントの持続可能性に関する国際規格「ISO20121」認証書を授与したと発表しました。国と国連による会議がISO20121 認証を取得する事例は世界初となる。セゴレーヌ・ロワイヤル 仏エコロジー・持続可能開発・エネルギー大臣が立ち会う中、COP21 のピエール=アンリ・ギニャール チーフオーガナイザーが、ビューローベリタス・フランスのディレクター ジャック・マティヨン氏より認証書を受けとった。ISO20121は、イベント運営における社会的責任と環境マネジメントシステムに関する要求事項を定めた国際規格で、2012年のロンドン夏季オリンピックがISO20121の認証を受けたことにより、世界で知られるようになった。今回のCOP21の認証審査は、「組織と計画」、「準備」、「イベントの良好な進捗、及び経験のフィードバック」という3 つの基準に焦点を合わせ、所定手順に則り実施された。認証対象となった、COP21 の「持続可能な発展に関する方針」には、以下の取り組みが含まれている。
1. 上質なホスピタリティを保証する(ケータリング、交通、執務室)
2. 責任あるイノベーションを促進する
3. エコロジカル・フットプリントに制限を設ける(循環型経済の促進、イベントのカーボンニュートラル化)
4. 開催地(フランス・パリ)の地域社会、今後COP 会議を主催する組織、及びフランスで将来開催される国内・国際イベントの主催組織に向けて、好ましい参照事例となる。