初めの一歩・・・最小の費用で最大の効果を

「大変なのは(=お金がかかるのは)初めだけだ」とはよく言うが、日本市場への「初めの一歩」は、外国企業にとって特に高いコストがかかると言われている。確かに、日本という国は、「電話帳一冊ではビジネスができない」、つまり周到な準備作業を必要とする国ではあるのは事実だが、だからと言ってコストが高いとは限らない。在日フランス商工会議所(CCIFJ)の中心的な任務の一つは、まさにフランス企業の日本での市場調査、およびその進出にかかる費用が最小限となるようバックアップすることだ。この任務に当たるのは、市場調査やレンタルオフィスのサービスを提供する商務部である。 

CCIFJへの市場調査の依頼は、近年増加傾向だ。今年の引受案件数は、昨年 (90件) と同ペースで推移している。フランスの中小企業は、適当なパートナーさえ見つかれば、日本進出が予想ほどには難しくないと気づきつつある。2013年にCCIFJの手がけた案件の40パーセント以上が、契約成立に至っている。CCIFJは、あらゆる業種(農業・食料品、アパレル、医療・・・)、さまざまな規模の中小企業のために市場調査を行っている。

日本でのビジネス展開には、現地でのプレゼンスが必要な場合もある。CCIFJが、レンタルオフィスに力を入れているのもそのためだ。CCIFJのレンタルオフィスは、日本にやってきたばかりのフランス企業にとって、まさしく「ハブ」的役割を果たしている。会議所内に用意した企業向けレンタルオフィスの数は、6から12へと増えたほか、リーズナブルな費用で、さまざまな需要に柔軟に対応するため、「タイムシェアリングビジネス」のようなオーダーメイドのサービスを追加した。

CCIFJのプラットフォームを利用することで、日本における最高の欧州ビジネス共同体を成す日仏の決定権を持つ人たちとのコンタクトが可能となり、そのネットワーク効果を十二分に活用できる。フランスは日本における欧州ビジネス界の第一人者である。日本への進出をいつするか?今でしょぅ!

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