企業トピックス
HORIBA、半導体事業強化のため韓国のEtaMax社を買収
HORIBAグループは、韓国の半導体事業を担う堀場エステック・コリア社を通じて半導体市場向けウェハ検査装置を開発・製造・販売するEtaMax社を買収する株式譲渡を完了した。
HORIBAグループ子会社である堀場エステック・コリア社は4月、化合物半導体市場向けのウェハ検査システムを専門とする韓国企業であるEtaMax社(本社:水原市)の買収を完了した。
EtaMax 社は、フォトルミネッセンス技術を使用して、微細な欠陥を検出し、ウェハーの均一性を評価する装置を設計している。 これらの装置は、電動車両やデータセンターで広く使用されている次世代パワー半導体と呼ばれる化合物半導体の製造に不可欠である。
今回の買収により、HORIBAはラマン分光やエリプソメトリ―といったコア技術をEtaMaxのソフトウェア専門技術と組み合わせることで、高度な検査ソリューションの幅を広げることを意図している。 その目的は明確で、化合物半導体の製造歩留まりを向上させ、品質管理を強化することである。
この戦略的事業は、先端材料・半導体分野で2028年までに売上高2,350億円へ成長することを目指すHORIBAグループの中長期経営計画「MLMAP2028」の一環である。