証言

ジャン=マルク・ペイエックス市長インタビュー:サン・ジェルヴェと山ノ内町のコラボレーション

サン・ジェルヴェのジャン=マルク・ペイエックス市長は、山ノ内町との戦略的パートナーシップを強化するために来日した。 このインタビューでは、この協力関係の成り立ち、目的、展望を振り返っている。


▶️ 11 分
🌎 言語 : フランス語 - 字幕:フランス語、英語


パートナーシップの誕生:
サン・ジェルヴェと山ノ内町のパートナーシップは、リヨン領事館の仲介で実現した。スキーリゾート、温泉、山という共通点を持つ2つの町は、すぐに正式な協定を結ぶことに合意した。1年も経たないうちに、共同プロジェクトを展開するための協定書が調印された。


目的とイニシアチブ :
ジャン=マルク・ペイエックス氏は、このパートナーシップは伝統的な姉妹都市の域を超えていると説明する。その目的は、若者同士の文化的・教育的交流を実現することだ。学校や市町村の児童委員を巻き込んだ取り組みが進行中で、交流が計画されている。もうひとつの重要な分野は美食である。2つの町は、それぞれの特産品を広めるため、料理に関する交流会を企画したいと考えている。

知識の移転:
サン=ジェルヴェは、スキー場経営と持続可能な開発に関する専門知識を提供している。ジャン=マルク・ペイエックス氏は、過剰なインフラを制限し、スキーリフトを統合し、冬季以外のアクティビティを多様化して四季の可能性を引き出すことの重要性を強調している。

地域の価値を高める :
市長は、地元住民を中心とした政策を展開することの重要性を強調する。サン=ジェルヴェでは、このアプローチによって地方からの人口流出を食い止め、定住人口を増やすことに成功した。また、山ノ内町でも同様のアプローチを採用し、地元の生活を守り、季節的な観光に依存しないようにすることを奨励している。

気候変動と積雪 :
フレンチアルプスは地球温暖化によってますます困難に直面しているが、山ノ内町は依然として豊富な天然雪に恵まれている。市長は、環境に配慮しつつ、この機会を利用して観光客を誘致することが日本にとって重要であると強調する。

未来へのモデル :
サン・ジェルベは、定住者、観光客、多様なアクティビティを賢くミックスさせた政策により、12ヶ月のうち11ヶ月がアクティブな、バランスの取れたリゾートの例として紹介された。市長は、このモデルが山ノ内町にインスピレーションを与えることを期待している。

結論 :
このコラボレーションは、持続可能な観光開発を目指すという志で結ばれた2つの山岳地域にとって、経験を共有し価値を創造するまたとない機会である。

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