絹と光 日仏交流の黄金期(江戸時代〜1950年代)
抜粋
目次
第一部:江戸時代
・日仏交流の夜明けは琉球王国から
・横浜からリヨンへ。日仏貿易の新シルクロード
・レオン・ロッシュの自筆解説入り初公開写真コレクション
・フランスはいかにして将軍の軍隊を再編成したか
・箱館共和国
第二部:明治時代
・明治政府の大型プロジェクト
・浮世絵コレクション:日本人の眼に映ったフランス人
・篤志事業家アルフレッド・ジェラール
・東京の観察者、ビゴー
・フランス語新聞:誹謗中傷合戦
・日仏銀行
「日仏交流史」シリーズ第一弾、日本経済の近代化に貢献したフランス人たち
日本における「フランス」を探求する「日仏交流史シリーズ」第一弾は、日本の産業、法律、出版業および金融界にフランス人がもたらした驚くべき功績に焦点をあてる。最後の将軍、徳川慶喜(1837-1913)の軍隊は、フランス人に訓練されていた。日本発の近代的軍造船所、日本発の絹紡績工場、日本発の地下鉄、日本発の飛行機にフランス人が関わっていた。19世紀後期から20世紀前期にかけて日本で活躍したフランス人を紹介する。
著者:クリスチャン・ポラック フランス国立東洋文化言語研究所日本語修士課程、一ツ橋大学大学院法学研究科博士課程をそれぞれ修了し、1980年には「1914年から1925年までの日仏外交」に関する博士論文を提出。以来、日仏交流史に関する研究をフランス語と日本語で発表し続けるとともに、株式会社セリクを立ち上げ、コンサルタント業を営む。 |