モビリティ:加速する日本企業
「自動車は過去50年で起きた変化より、この先10年で起きる変化の方がさらに大きなものになるだろう」と仏自動車部品大手ヴァレオ・ジャパン社長アリ・オードバディ氏は予想する。自動車業界の関係者は、その変化を日々体験している。クルマは、生産方法、発展の方向性、そして所有に関する問題などまさに変革の真っ最中だ。レンタルか購入(所有)か、自動車のミライは電気自動車なのか、自動運転の技術はどう進歩するのか、免許は不要になるのか。フランスと日本は、自動車分野で今まで数々の功績を残してきたという意味で、この革命の最前線にいる。雑誌「フランス・ジャポン・エコー」156号では、商工会議所の会員である自動車関連企業の協力のもと、ソフトウエアから最新技術まで関係者の証言を集めることに成功した。さらに156号では、世界的なロボット工学における日本の重要性、ピエール・エルメの最後の夢、フランスの展示会部門のGLイベントの華々しい登場、その他さまざまなテーマの記事を読むことができる。